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NO.221 「1対10の日米女子ゴルフツアーの実力比を縮める秘策とは?そのⅡ」

9月30日
読了時間: 8分

更新日:2 日前

「難コースになればなるほど歴然となる日米女子ゴルフツアーの実力差」〜 「では酔さん!その差はどうやって縮めるの?」 「それはね・・・・そのⅡ」 「日本女子プロゴルフ選手権2026」観戦記の続き

 

2026/9/30 21:07 wrote



 さて、前回、前々回のブログは、思いもよらなかった「西村優菜」選手のLPGA初優勝を言祝ぐ内容となり、その前のブログ「1対10の日米女子ゴルフツアーの実力比を縮める方策とは? そのⅠ」(NO.218)の続きを書いていませんでした。

 

 早速、続けましょう!


 その時のブログは、「う〜〜ん・・ここまでで、すでに6、000字の表示が出ている!


 毎回、ブログの着地点がどこに行くのかは朧げに感じながら筆を進めるのですが、今回のブログは予想を超えて目的地(日米女子ゴルフの実力差を縮める処方箋)までは、かなり遠そうです。


 一旦ここで筆を置き、続きは次回にしましょう。」


 で終わっています。

 

 そもそも前回のブログは、はたして酔狂亭が言うように、本当に「日米日本人女子ゴルファー間に、実力差があるのか?」の検証から始めなければならないと思ったところから書き始めました。


 なぜなら、そのブログ(NO.218)にも書いたように「世間(と言っても、ネット上のゴルフ記事界隈)では、むしろ、現在の日本女子ゴルフのレベルは世界レベルに達しており、それは、JLPGAの長きにわたる努力の賜物である、との見方が一般的」だからです。

 

 そこで、まず前回は、年間女王経験者であり、LPGAにも一年間挑戦した「稲見萌寧」選手のインタビュー記事を引用しました。

 

 彼女の発言の要諦は「アメリカ女子ツアーのゴルフコースは、日本の難しいと言われるコースよりもすべて難しいし、芝もすべて違う」「日本はコースが難しいのではなく、セッティングで難しくするが、海外はコースそのものが難しい」、またグリーンについても「芝も違うし、傾斜も全然違うし、めちゃムズイ!」というところにあります。

 

 さて、LPGAを一年で撤退せざるを得なかった「稲見」選手の発言だけではいささか心許ないので、さらに二人の超強力な証言者に登場してもらいましょう。



 それは、今大会「日本女子プロ選手権」チャンピオンにして二年連続年間女王「山下美夢有」選手と、今大会三位タイにして二年連続「日本女子ゴルフオープン」チャンピオンの「勝みなみ」選手です。



 実は、この三名による、実に示唆に富む「日米女子ゴルフツアーの決定的違い」に関するコメントは、過去の当ブログで何度も引用してきました。

 

 今回あらためて、その中の一つ「同じ“伸ばし合い”と言っても、その差はレベチ」!」(NO.148)http://netsprout.sblo.jp/archives/20250819-1.htmlの中から、「山下」「勝」お二人の発言を再度紹介します。

 

 まずは、「山下」選手の、2025年1月のインタビュー記事からの引用から。(引用元は⬇︎)

「自分を進化させるんは、やっぱここやな」  米ツアー挑戦の理由/山下美夢有インタビュー<前編>(取材・構成/加藤裕一)

 

<前半大幅略>



 米ツアー最終予選会(Qシリーズ)を1位で通過した昨年12月9日、山下は挑戦を決めた時期を4月のメジャー初戦「シェブロン選手権」後と明かした。メダルを逃して号泣した8月「パリ五輪」など、周囲から見れば、より印象的なタイミングがあったと思われたが、シーズン早々に気持ちは固まっていた。

 

<わかってきた自分のレベル>

 

―どういう理由で米ツアー挑戦を決めたん? 21年の初優勝(KKT杯バンテリンレディス)前に「うまくいけば来年(22年)か再来年(23年)にチャレンジしたい」と言ってはいたけど、向こうに行かんでもメジャーで結果は出始めてたし

 

「もともと海外志向はあって、試合を重ねるごとに、自分のレベルもわかってきたんです。『まず日本の上位で戦えないと向こうに行っても結果は出せない』って言われてきて、自分もそれは理解してましたから」

 

「気持ちはいつも、出る全部の試合で優勝を目指してやってるんで。特にプロになってから、そういう気持ちが強くなりました。ちょっとでもうまくいかんと納得いくまで練習します。アマチュアの時から、そのスタイルは変わってないです」

 

―自分と厳しく向き合って、結果もついて来た。その上での米ツアー挑戦

 

「特にここでってのはないけど(国内開幕戦の)ダイキン(オーキッドレディス)からちょっとして…メジャーの最初はシェブロン(選手権)でしたっけ? そう、シェブロンに行ったのが一番大きかったです」

 

背中を押したザ・クラブatカールトンウッズ

 

―シェブロン選手権は初出場で17位になった

 

「コース(ザ・クラブatカールトンウッズ)がすごく難しくて『ほんまにやりがいあるな』って思ったんです。本当に技術が重要になる。今の自分の実力が絶対にわかる。そういった部分で『自分はやっぱここやな。レベルアップするために、気持ちの面でも、自分を進化させるためには、ここで勝たないとな』とすごく感じた。ほんでもう『絶対(予選会を)受けよう』と。その時にはもうお父さんにも(予選会に)『行く』と言ってました」


コースに触発されて“決断”したシェブロン選手権
コースに触発されて“決断”したシェブロン選手権

―山下さんにとって難しいコースって言うなら、2023年のペブルビーチゴルフリンクス(全米女子オープン会場)でしょ? メジャー出場2戦目で「衝撃やった」「経験したことない難しさやった」と言ってた。それと違うものを感じた?

 

「だいぶ感じましたね。あの時は海外志向もあんまりなくて。(2日目がプロ転向後のワーストスコア79と)ズタズタにやられたんで、それ(海外志向)よりも『足りひんな、このレベルやったら(プレー)できひん』と思ったことの方が強かったです」

 

―米ツアーに挑戦する人は雰囲気、顔ぶれの違いとかを理由に挙げることも多いけど、それよりもコース?

 

「私はコースですね。人とかはあんまり…。そりゃコミュニケーションをとっていくうちに、徐々に気になるかもしれへんし、もちろん大事と思います。でも、やっぱ一番は『LPGAで勝つ』っていう気持ちがあって、それには難しいコースと戦っていかないとあかんから。甘さとか中途半端なものがあったりしたら絶対にダメ。その気持ちは絶対に忘れたらあかん。何のために行くかってこと。そう思ってます」


難しさが「楽しい」

 

―具体的にはどんな難しさを感じたの?

 

「ほんまに全体です。コース全部が難しい。セッティング、ティイングエリアから全然違うんですよ。日本ってだいたい似てるじゃないですか? もちろん日本が悪いとか言ってるんじゃないですよ。でも、普通に(ティイングエリアから)ドーンとしてて、グリーンも大きくて、ピンサイドに外しても寄せられる、ミスしてもカバーできる」


―米ツアーではそうもいかん?

 

「(半笑いで)はい。向こうってミスしたら終わりなんです。そこに外したら、絶対にダボ、ボギーがすぐに来るとか、割り切らなあかん。だから、やっててほんと楽しいんです。いかにバーディをとるか、どうやってパーにするか。それこそQシリーズのコースも難しかったですよ」


Qシリーズは堂々の1位通過
Qシリーズは堂々の1位通過

 もともとあった海外志向。日本で、メジャーで経験を重ね、力をつけて、メジャーのコースを「難しいから楽しい」と思うようになった。決断の時は、ゴルファーとして成熟したプロ5年目に訪れた。

 

 このインタビューで特に重要なのは、「山下」選手がいう「コース全部が難しい。セッティング、ティイングエリアから全然違うんですよ。日本ってだいたい似てるじゃないですか? もちろん日本が悪いとか言ってるんじゃないですよ。

 

 でも、普通に(ティイングエリアから)ドーンとしてて、グリーンも大きくて、ピンサイドに外しても寄せられる、ミスしてもカバーできる」「向こうってミスしたら終わりなんです。そこに外したら、絶対にダボ、ボギーがすぐに来るとか、割り切らなあかん。だから、やっててほんと楽しいんです。」という部分。

 

 

 日本のコースは「たいていどこも似たり寄ったり」で「ミスしてもカバーできる」が、アメリカのコースは「ミスしたら終わり」「そこを外したら絶対ダボやボギーがくる」だから「やっててほんと楽しいんです」!!

 

 実は、まったく同じ内容のことを語っている日本人選手が少なくともあと二人います。(酔註:ここで言う「あと二人」とは「勝」選手と「稲見」選手なのですが、「稲見」選手のコメントは前回ブログで紹介しているので本ブログでは割愛します)

 


 一人は、その「全英女子オープン」で二位となった「勝みなみ」選手の2023年「ダンロップトーナメント」二日目終了後の以下の談話(初収録は「ブログNO.11「QUO VADIS? JLPGA よ、どこへ行く?」(2023年9月25日アップ)http://netsprout.sblo.jp/archives/20230925-1.html

 

<前半大幅省略>・・・・・・今季から主戦場をUSLPGAツアーへ。どんな変化があったのか-をしみじみと語っている。


 「もっと早く、挑戦すれば良かったと思っている。もっとゴルフの奥深さを知りたい。世界中のコースでプレーしたいなぁ。そう考えている人がいたら私は挑戦することをすすめたい。ゴルフの世界観が広がる。もっと、ゴルフを好きになると思います」と切り出した。



 その上で、「うまくいかない。苦しいことが多い。でも、いいことがあるのは、その人に伸びしろがある証明。自分で自分を鍛えることができる。そういうことを、すごく感じている毎日。私も苦しいけど、(米ツアーへ)来てよかったなぁ。

 

 これからもっといいプレーができる-という想像が広がってくるんですよ。おかげで毎日、楽しく過ごしている」と、言葉が弾んだ。

 

 そう話した「勝」選手は、スポンサー企業「ダンロップ」との出場義務を果たすと、次週、自身の三連覇がかかる日本最高峰の女子ゴルフトーナメント「日本女子オープンゴルフ」などには見向きもせず、とっとと「大好きなアメリカツアー」に帰っていきました。」

 

 いかがでしょ?

 

 「日米女子プロゴルファー間には歴然たる実力差がある」というのは、単に酔狂亭の妄想や虚言ではなく、かって無双を誇った、または今も無双を誇る日本の三名の超実力者が、異口同音に「日米女子ツアーには決定的相違がある」と発言されていることを理解して頂けたのではないでしょうか。

 

 ということで、いよいよ(ようやく)本題に近づいてきました。

 

 もちろん本題とは、タイトルにもあるように「難コースになればなるほど歴然となる日米女子ゴルフツアーの実力差」〜「では酔さん!その差はどうやって縮めるの?」〜「それはね・・・・」です!

 

 次回の最終編でその解決策を提案します!(といっても、もうすでに過去に提案しているんですけどね!)

 

 
 
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