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NO.226 「四大トーナメントが行われた先週・・あえてレジェンズツアーを制した「佐藤靖子」選手を褒め称えよう!」

10月13日
読了時間: 11分

更新日:2 日前

「JLPGAツアーでは“スタンレーホンダクラシック”が、ステップアップツーでは、ロレックス公認の四日間競技“Sky レディス ABC杯”が、韓国では、欧州女子ツアーの一環として“アラコム韓国選手権”が、そして「レジェンズツアー」では、“OBBLIカップ”が開催されていました。どれも面白かった!でもあえて「レジェンズツアー」初優勝の「佐藤靖子」選手のがんばりを言祝ごう!」 〜 併せて「明治安田生命」のまことにあっぱれなツアー開催精神に喝采!

 

2026/10/13 21:54 wrote



 当ブログにおいて「佐藤靖子」選手を取り上げたのは、なにも今回が初めてではありません。

 

 実は今年五月「桑木志帆」選手が、ようやく四勝目を挙げた「Sky RKB レディス クラシック2026」の観戦記「テレサ・一ノ瀬・下川めぐみ」(NO.199)で取り上げています。

 

 このブログでは「桑木」選手の久しぶりの優勝についてはあまり触れておらず(NO.200で詳しく触れています)、主としてタイトルにある通り「テレサ・ルー」、「一ノ瀬優希」、「下川めぐみ」選手ら「ベテラン選手」の健闘を称える内容となっていました。

 

 その流れの一環で、「佐藤」選手に触れたのです。さっそくその部分を再録します。

 

<前半部分は大幅省略> 

 

 「・・・・・・大慶祝!

 

 当ブログでたびたび取りあげているゴルフ番組「有村の智慧」に「テレサ・ルー」選手が登場したり、「甲田良美」選手や「佐藤靖子」選手などの「ママさん」選手が語る、涙なくしては聞けない「壮絶」な子育て女子プロゴルファー体験記(というより、出産を選択するのか、現役選手生活を断念するのか?について悩みに悩む心の葛藤)を見聞しては、もらい泣きし、その番組MC「有村」選手とサブMC「原江里菜」選手が主催する「レディ・ゴー・カップ」(ママさん選手や三十歳以上の女子プロが参加するプライベートトーナメント(スポンサーさんはいます)の趣旨に、大きく賛同する酔狂亭としては、たんに三十歳を超えたベテラン選手が活躍すること以上に、ママさん選手が上位争いをすると、非常に「萌えます」!



 もちろん今でもママさんプロゴルファーは多数存在するわけですが、その多くはすでに現役を引退しているので、今なお子育てしながらレギュラーツアーで頑張っている選手を見ると、自然と応援に力が入ろうというものです。

 

 引用ここまで。

 

 ところで、レジェンズツアーで初優勝を飾った「佐藤」選手は、試合後のインタビューで次のように話しています。

 

 「レジェンズツアーに参戦して三年目。45歳になるのを楽しみにしていました。勝つために頑張ってきた」。

 

 どなた様も気に留めていないと思いますが、酔狂亭は「45歳になるのを楽しみにしていました」という部分が非常に気になりました。

 

 というのは、酔狂亭は、過去いくども、レジェンズツアーへの参加資格年齢を45歳以上に規定しているLPGAに対し「それでは遅すぎる!」と噛みついているからです。

 

 最初にかみついたのは、2024年11月、「上田桃子」選手が、実質的な引退宣言を行なったことについて書いたブログ「今季最終戦“リコーカップ2024”を観ながら、「上田」選手が引退しなくてすむ方策はなかったのか?を考える」(NO.111)でのことでした。その部分を再録します。

 

 「・・・・・酔狂亭としては、解説者「上田桃子」よりも、48位とは言え、しっかり来季のシード権を確保している「上田」選手が若手の壁として仁王立ちする勇姿をもっとフィールド上で見たかったなぁ・・・というより、いまのレギュラーツアーからベテランがいなくなり、ただ若さと勢いとパワーを競うだけのツアーになっていくのはつまらいなぁ、というのが正直な感想でした。

 

 しかし余力を残して選手が引退することは、プロ競技ではよくあります。

 

 また一方で「ゴルフは生涯競技」と言われることもあります。

 

 同じ個人競技とはいえ、さすがに五十歳をすぎた力士による大相撲を見たいとは思いませんし、プロ野球には「サントリードリームマッチ」なる試合もありますが、所詮は親善試合でワクワク・ヒリヒリ感がどこにもないので、「モルツ球団」を見たいとはまったく思いません。

 

 ただ、土俵や球場の大きさを変えることができない「大相撲」や「プロ野球」と違い、「ゴルフ競技」は、年齢によって距離を変えて行うなどのハンデキャップ戦もその特徴の一つですから、工夫次第では、かなり長期間にわたりドキドキワクワクしながら見ることのできるプロ競技になるのではないでしょうか?

 

 実は選手生命の長い男子プロツアーは、レギュラーツアーから、五十歳以上になると参加資格が得られるシニアツアーへの滑らかなツアー移行制度が整備されています。

 

 しかも男子シニアツアーは年間13試合(レギュラーツアーの試合数は23試合ですから半数以上)もある人気ツアーです。賞金総額も6億3千万円(1試合平均4千800万円)と、そこそこに高く、今年度の優勝者には「宮本勝昌」「東聡」「兼本貴司」「片山晋呉」「伊澤利光」「平塚哲二」など往年の名選手がズラリと並ぶので一定の人気があるのも十分に頷けます。



 ひるがえって、あれほど隆盛を極めている現行女子プロのシニアツアーはどうなっているのか?と言えば、男子シニアツアーに相当するツアーとして「レジェンズツアー」がありますが、同ツアーへの参加資格は「45歳」以上!


 しかも今年度はたった六試合(レギュラーツアーの試合数は37試合ですから6分の1)しか行われていない、賞金総額も約一億円(1試合平均=1750万円!)とあまりにもショボ過ぎる不人気ツアーに陥っています。(なお、ここでは60歳以上に参加資格のある「グランドシニアツアー」は除いています。)

 

 男子ツアーに比べて女子のレギュラーツアーは圧倒的な人気を誇っているのに、ことシニアツアーに関してはまったくの逆転現象!いろいろな意味でこれほど勿体無いことはありません。

 

 もし酔狂亭がJLPGA理事長なら、新たに、参加資格を35歳以上とする「シニアツアー」(というより、むしろ「準レギュラーツアー」の方がふさわしいかも・・いずれにせよ名称は考えます)を立ち上げ、現行の「レジェンズツアー」は、参加資格50歳以上の「シニアツアー」に、いま60歳以上に参加資格のある「グランドレジェンズツアー」を「レジェンズツアー」に格上げし、「ステップアップツアー」「レギュラーツアー」「新規準レギュラーツアー」「シニアツアー」「レジェンズツアー」の五大ツアー制とする、切れ目のない「賞金稼ぎツアー」にしますね。

 

 「えっ!いきなり35歳から新規ツアー?それはちぃーとばかし早過ぎやしないかい?酔さん、せめて四十歳からでいいんじゃない?」

 

 いえいえ、ひと昔前の女子プロとは違い、また男子プロとも違って、今の女子選手の「レギュラーツアー」における選手生命は短いのです。しかも年々低年齢化していることは誰もが認めるところでしょう。

 

 でも考えてもみてください。今から十年後・・あの黄金世代は、「シブコ」も「小祝」も「原」も「河本」も「大里」も「新垣」もみんな全員35歳〜36歳です!現行制度のままなら、すでに何人かは引退していることでしょうが、そこに35歳以上に参加資格が認められる魅力的な「稼げる」準レギュラーツアーが控えているとすれば、そこを目標にみんなまだまだ頑張るのではないでしょうか?

 

 また35歳を迎えた十年後の彼女たちの姿を想像するに、まだまだじゅうぶん華やかさをまとったままのような気がします・・・いや、むしろ「あでやかさ」をまとっているかも!・・・だってみんなあれほどオシャレで可愛いんですよ!

 

 「黄金世代」とはまさに言い得て妙!「黄金」は何年たっても錆びないから価値があるのです!35歳なんてまだまだ女盛り、選手盛りではありませんか!

 

 しかも翌年には「スキマ」世代から「稲見」「菅沼」「鶴岡」選手らが、その次の年度からは「古江」「西村」「吉田」「安田」「阿部」「政田」らのプラチナ世代が、その翌年度には「西郷」「笹生」が、次年度からはいよいよダイアモンド世代「竹田」「櫻井」「尾関」「川﨑」「佐藤」「小林」らが参戦できます!

 

 また黄金世代より前の世代にだって以下のように素晴らしいスター選手たちがウヨウヨいます。

 

 「1997年生まれ(10年後36歳)」

「永井花奈」

「松田鈴英」

「脇元華」

「田辺ひかり」

「宮田成華」

「蛭田みな美」選手など

 

 「1996年生まれ(10年後37歳)」

「柏原明日架」

「堀琴音」

「山内日向子」

「川﨑志穂」

「岡山絵里」

「ささきしょうこ」

「三ヶ島かな」

「丹萌乃」選手など

 

 「1995年生まれ(10年後38歳)」

「永峰咲希」

「石山千晶」

「安田彩乃」

「村田理沙」

「金澤志奈」

「濱田茉優」

「権藤可恋」

「木村彩子」

「竹内美雪」選手など

 

 どうです?いまの女子ゴルフ界を盛り上げてくれている可憐な名牝たちがすべて、しかも円熟味(艶熟味?)を増して参戦可能となるんですよ!そんな「華麗なる円熟女子ゴルフツアー」を見たいと思いません?わくわくしません?(もちろんその時まで我々が生きていられるかどうかは別問題ですが・・)

 

 われわれは、あまりにしょぼい今の「レジェンズツアー」を見慣れている(というかほとんど見ていない)ため、35歳を超えた「黄金世代」の選手たちが、十年後もいまと変わらぬ溌剌とした姿で華やかに戦っているところを想像できない、いや想像していないだけなのです。

 

 ところで、今の「レジェンズツアー」・・・確かに和気藹々な雰囲気はありますし、選手たちはそれなりに楽しいのかもしれませんが、観ている方としては、真剣に争うヒリヒリ感をほとんど感じられないので面白味に欠け、それゆえ人気も出ません。

 

 でもそれはそうでしょう!選手がそろそろ「レギュラーツアー」からの撤退を考え始める35歳あたりから、次の「レジェンズツアー」まで十年も間が開けば、誰だって筋肉が弛緩しますって!競技ゴルファー人生をあきらめて、解説者やコースセッターや、レッスンプロへの道を模索しますって!

 

 その後、45歳になってやおら「よっこらしょっ」と参加したとて、もはや真剣勝負にはなりませんって!

 

 だってその十年間に「競争心」が消えますもん・・

 

 これまで、当ブログ上で何度も言ってきましたが、アスリートをアスリートたらしめている最大のものは「競争心」です!とくに個人競技であるゴルフは自己との「闘争」でもありながら、ライバルがいてこそ盛り上がる「競技」です。

 

 「競技」の「競」という漢字は、象形的には“二人が対峙している様”を表し、その意味は“互いに負けないように張り合うこと”です。

 

 ですから同世代、同期など近い関係にあればあるほど燃えて競い合うところが最大の魅力です。

 

 その魅力が保持されている限り、選手たちは何歳になろうと嬉々として試合に臨み、ライバルたちと「競」い合い、笑顔で死闘を演じてくれます。

 

 年齢など関係ありません!ですから十年もの間隔を空け、選手たちの「競争心」や、その元ネタである「闘争心」を弛緩させているヒマなどないのです。

 

 それなのに、JLPGAのホームページにおける「レジェンズツアー」の説明には以下のような文言が・・


 

45歳以上の女子プロゴルファーを対象に、生涯スポーツとしての普及、社会貢献活動を目的とし、2004年から始まったシニアツアーです。2008年度より名称を『レジェンズツアー』に統一しました。


45歳以上の会員が会員総数の50%以上となっており、これまでJLPGAツアー(レギュラーツアー)で活躍していた往年のプレーヤーが出場します。


また、グランドシニアの部(60歳以上の選手)は、高度なテクニックで飛距離を補うプレーを見ることができ、エージシュート(自身の年齢以下のスコアでラウンドすること)達成の可能性があることも魅力の一つとなっています。

 

Mission


   1. 生涯スポーツとしてのゴルフの普及

   2. 健康促進の牽引役

   3. 社会貢献

 

Vision

 

三世代一緒にできるスポーツとして家族や地域に笑顔を届ける

 

Value

 

・心と体の健康

・楽しむゴルフ

・家族や地域のコミュニケーションと笑顔


 お読みになってもうおわかりでしょうが、女子のシニアツアーである「レジェンズツアー」の主たる目的は社会貢献活動であり、そもそも競技ツアーとしては制度設計されていないのです。

 

 さきほども言いましたが、今の女子ゴルファーの現状と隆盛を見るにつけ、実質35歳あたりでレギュラーツアーからリタイヤを余儀なくされるのに、その後の選手活動を「社会貢献活動」としか位置付けない現行のツアー制度のあり方はあまりに勿体無い、というより、JLPGA会員女子ゴルファーのレギュラーツアー引退後の生活を経済的に保障するという責任を果たしていないことからして今の理事は全員失格です。

 

 今の理事たちが現役だった頃は、レギュラーツアーで戦えなくなったら、即ツアー引退が常識だったのかも知れませんが、「常識」なんて時代によって大きく変わります。

 

 OB/OGの役割とは、「昔はこうだったから、今もこうあるべし」を押し付けるのではなく、「昔はそうだったけど、時代が大きく変わった今こそ、違うヴィジョンがあってしかるべし!共にこれからの将来を想像し、しかるべきヴィジョンを一緒に創っていきましょう!そのための助言を私たちOGは惜しみません」程度に留めるべきです。

 

 ゴルフは「生涯スポーツ」であると同時に、「17、8歳から60歳を超えるまでずーっと賞金を稼げる“生涯プロスポーツ”」である(そんなスポーツはプロゴルフ以外他には一つもない!)ことをもっとアピールすれば、女子プロゴルファーを目指すジュニアはおのずと増えていきます。

 

 それは日本女子ゴルフ界の裾野が自然に広がっていくことですから、協会にとってもメチャクチャいいことではないでしょうか?

 

 もっと自分勝手なことを言わせて貰えば、酔狂亭の究極の個人的望みは、日本人選手が、女子ゴルフツアーの最高峰「LPGA」において華々しい活躍を見せてくれることであり、そのためには、女子ゴルフ人口の裾野が広がることが一番の近道だと考えているので、このさきどうなると女子ゴルフ競技がもっと魅力的なものになるのかを(JLPGAがやってくれないので)ついつい考えてしまうのです。

 

 もしそんな「生涯を懸け、プロとして自らと闘争し、ライバル達と競争でき、なおかつ稼げる」ツアー構造がすでに出来上がっていたら、「上田」選手もあたら引退せず、ネクストツアーステージに上がっていたかも知れないのになぁ・・



 なぁーんて、思いつくままキーボードを叩いていたら、ここまでで5000字を超えてしまいました。

 

ということで、次回は、どうすると選手たちは生涯を通じて賞金を稼げ、観ている我々女子ゴルフファンはワキワキドキドキしながら観戦できる女子ゴルフツアー制度になるのか、その基本的考え方を示しつつ、新たなツアー形態を提案していきたいと思います。


 この稿、もっと続きますが、すでにここまで、6、000字を超えたので、本日はここまで。


 
 
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